【基本のビジネスマナー⑫】
アウトドアレジャーのマナー

コロナ禍をきっかけに、一気に広がったアウトドアブーム。三密を避け、自然による癒やしを求めて、多くの人がアウトドアレジャーを楽しんでいます。会社の行事や研修でも取り入れる企業も増えてきているそうです。
人気が高まる一方で、マナー違反によるトラブルや、準備や知識不足によって困った状況に陥る人も増えているようです。
キャンプや釣り、バーベキューなどでは、他の人の迷惑にならないように十分注意したいものです。 

共通のマナー

現地では、出会った人に元気よく挨拶をしましょう。互いに声を掛けることは、マナーとしても、遭難を防ぐためにも必要なことです。
山や海、川などの美しい自然はみんなのものであるとともに、次の世代へ引き継ぐものです。環境を守るためにごみは必ず持ち帰りましょう。水を汚したり、土地を荒したりしてはいけません。また、山林には所有者がいます。迷惑になるので決められた場所以外には立ち入らないようにしましょう。
何より注意しなければならないのが火の使用です。林野庁のホームページによると、林野火災の原因は「たき火」が最も多くなっています。火は必ず許可された場所のみで使い、確実に消しましょう。

キャンプ場・バーベキュー場でのマナー

キャンプ場やバーベキュー場など公共の施設を使う場合は、利用時間や禁止事項を事前に確認し、ルールを守ることが大切です。
他の利用者の迷惑にならないよう、大勢で利用する場合は、音楽や会話の音量に注意します。深夜や早朝は特に大きな音を出さないようにしましょう。炊事場など共有のスペースはお互い譲り合うとともに、他のキャンパーのサイト・領域には無断で入らないように気を付けてください。
帰る前の片づけも大事なことです。レンタル品はできるだけきれいにして返却しましょう。昨今よく問題となっている、炭を捨てたりコンロや焚き火台を洗ったりする行為は厳禁です。

自然に親しむ際には、周りの人や環境に対する思いやりと心構えが必要です。マナーをしっかり身に着けて、アウトドアレジャーを楽しみましょう。