【基本のビジネスマナー⑪】
子どもを連れている際のマナー

みんなで子どもを育てる時代。だからこそ気を付けたいマナーとは

昨今は、社会全体で子どもを育てようという意識が高まり、子育て世帯を応援する「子連れOK」のお店や公共施設が増えています。

職場に子どもを連れて出勤する、「子連れ出勤」も、一部の自治体や企業で実施され、広がりを見せています。

みんなで育児を応援し、助け合うのは当然のこと。とはいえ、子連れの際は最低限のマナーは守りたいもの。互いに助け合い、子どもが健やかに育つ社会を築くためにも、公共の場やお店で気を付けたいマナーについて考えてみましょう。

基本のマナー

お店や施設に入る前に、その場所の雰囲気を確認しましょう。「子連れOK」の場所としても、何をしてもいいわけではありません。

子どもが騒いだり散らかしたりするのは仕方のないことですが、最後はきちんと片付けましょう。言葉がわかる年齢なら、注意を与えることも大切です。また、飲食店に子ども用の飲み物や食べ物を持ち込む場合は、お店に許可を得るようにします。人数分注文をしないことが、迷惑になる場合もあります。

子どもから目を離さないことも大切です。周囲を不安にさせない、心配を掛けないということもマナーの一つです。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                    

良識を持った行動を

子連れについて特に言及のない場所に行くときには、保護者として連れていくべきかどうか、慎重に考えることが必要です。

たとえば、居酒屋など飲酒・喫煙をする場所や、大音響の音楽が流れる場所は、幼い子どもに悪影響を与える可能性があります。

やむを得ない場合を除き、大人が楽しむ空間には連れて行かないほうが無難です。また、子どもの体調に注意しましょう。「自分が行きたい」という気持ちだけを優先して連れていっては、子どもにも周囲にもストレスが掛かることがあります。

スーパーマーケットでは、子どもに商品を勝手に触らせない、店内を走り回らせないなどの配慮が必要です。バスや電車の公共交通機関で、子どもが窓の外を見るときは、必ず靴を脱がせましょう。