【基本のビジネスマナー⑬】
講演会・セミナーでのマナー

成長のチャンス!講演を聴くときに気を付けたいマナーとは

社会人になると、知見やスキルの向上に役立つ、さまざまな講演会やセミナーに参加する機会があります。
講演を聴くときは、どのようなことに気を付けるべきでしょうか。ただ話を聴くだけでいい、席に着いているだけでいいと思ってはいませんか。
一人一人の振る舞いは、講師や他の参加者から意外に見られているものです。貴重な時間を割いて来てくれている講師に失礼のないよう、また他の参加者の迷惑にならないよう、注意すべきマナーを考えてみましょう。

基本のマナー

講師や他の参加者に敬意を表すために、服装はスーツもしくは清潔感のあるオフィスカジュアルが望ましいでしょう。あくまで主役は講師なので、目立つ服装は避けるようにします。
遅刻は大変失礼です。開始時間の5分前には席に着いておくよう心掛けます。やむを得ない事情で遅れたときは、迷惑にならぬよう静かに会場に入り、後ろの席に着きましょう。
講演中は携帯電話をマナーモードにするか電源を切っておきましょう。言うまでもないことですが私語は禁止です。静かな会場では小声でも響くので注意しましょう。
緊急の用事ができた場合は周囲に配慮し静かに退出します。許可を得ずに写真を撮ったり、音声を録音するといった行為はやめましょう。

敬意を持つことが大切

講演会では聴衆として、品位のある態度を心掛けたいものです。聴くときの姿勢にも注意を払います。頬杖をつく、足を組むなど姿勢が崩れているのは印象がよくありません。
聴き手から反応がないと話しにくいものです。頷く、メモを取るなど熱心に聴いてくれる人がいると講師が安心して話すことができますし、自分自身も深く学べます。また質問がある場合は、勝手に発言せず、講義が終わってから尋ねましょう。質問タイムが設けられている場合は、挙手して許可されてから発言します。
講演が終了したら敬意と感謝を込めて拍手を送りましょう。そして退出時は「ありがとうございました」の挨拶を忘れないようにしたいですね。