本日の朝礼は「『さん』付け」です。

2016年12月20日(火)

おはようございます。

食品メーカーの営業部に勤めるKさんは大変厳しく、小さなミスに対しても、きつい言葉で怒鳴っていました。営業成績は下がる一方で、部下たちとの間にも溝ができてきました。打開策として、部下たちの立場を尊重し、「さん」付けをして呼ぶようになりました。すると乱暴だった口調が柔らかくなり、すぐに怒れなくなりました。すると冷静に物事を見れるようになったのです。

社内では、
「『さん』を付けるという小さな言葉の変化だけで、部下の気持ちが変わり、何よりKさん自身の心が変わったことが大きいと思います。言葉を変えることが大切なことを学びました」

「リーダーは、何が問題なのかを見抜くことが大切です。その点を理解したうえで、まずは発言やものの言い方に注意すると、相手の心に届くはずです。相手を思いやる話し方を心掛けるようにします」

「上司は地位的に部下より上ですが、『さん』を付けることによって、部下を対等な気持ちにさせられる気がします。話しやすい雰囲気になり、スムーズに相談もできると思います。もちろん上司を立てることを忘れてはいけませんが、部下の意識が変わり、職場環境がよくなると思いました」

という意見が出ました。

言葉には自分の考えが表れるものです。見下したり、ばかにしたりする言葉は、相手に伝わります。もし、今、仕事や人間関係がうまくいっていないと感じているとすれば、普段使っている言葉を少し工夫して、意識の流れを変えてみるという方法もあるのではないでしょうか。

今日もみんなで「ついてる!ついてる!」

月刊朝礼

『月刊朝礼』は、中小企業の「人づくり」を成功させる朝礼専門の冊子です。

1日1話で心の「歯みがき」。毎日の朝礼を社員教育の時間に。

「感謝」「思いやり」「自立」「成長」を主なテーマにした1日1話の記事を、毎月1冊にまとめた朝礼専門の月刊誌です。1年間で12冊365日分を毎月お届けします。やる気を引き出し、成長を促す前向きな記事は、朝礼での活用に最適です。
毎日の「歯みがき」の習慣が健康な歯につながるように、毎日続ける「朝礼」の積み重ねが従業員の心を成長させ、良い社内風土をつくります。