おはようございます。
心理学から生まれたコミュニケーション技法に、アサーションと呼ばれるものがあります。
これは「自分の気持ちを大切にしながら、同時に相手のことも配慮する対応」のことで、他者とさわやかな関係を築く鍵になります。
アサーションは、自分の考えを言わなかったり、攻撃的で過剰な言い方をしたりせず、その中間に位置する適切な自己表現です。怒鳴るのでもなく、何も言わずに我慢するのでもありません。
よりよい人間関係を築く鍵は、さわやかな自己表現にあるのです。
社内では、
「バスに乗ろうと列に並んでいたら、後ろから割りこまれたことがあります。言い争いになるのが嫌で、注意するのを我慢したので、嫌な気持ちのまま一日を過ごしました。この話を聞いて、『申し訳ないですが、先に並んでいるので、後ろに並んでくれませんか』と言えば、相手も理解してくれたかもしれないと思いました。これからは、相手に配慮しつつも、しっかり自分の気持ちを伝えたいです」
「重要なことを話し合うべき場面でも、すぐ感情的になったり、自分の意見を言わず終わらせてしまったりする人がいます。仕事でよりよい結果を得るためにも、社会人としてアサーションをできるようにすべきだと感じました」
「自分の意見を伝えるとき、そんなつもりはないのに、相手に『攻撃的だ』と、受け取られることがあります。この話を聞いて、自分にはまだまだ相手に対する配慮が足りないことに気づきました。今後は、思いやりを忘れずに、コミュニケーションを取るようにしたいと思います」
という意見が出ました。
お互いに理解し、高め合うためには、適切な自己表現が大切です。相手を思いやる心を忘れずに、自分の意見や気持ちを、その場にふさわしい言葉で伝えましょう。
今日もみんなで「ついてる!ついてる!」