本日の朝礼は「メモの活用」です。

2014年8月19日(火)

おはようございます。

あなたは相手の話をきちんと聴いていますか。

話を聴いているサインとしては、要所要所でうなずいたり、相づちを打ったりすることが大切だといわれています。そのほかに「メモを取る」ことも有効なサインといわれています。

自分がメモを書いているときは、単なる備忘録のようなものかもしれません。しかし自分が話をしているときに、メモを取られると、「きちんと聴いている」という気持ちが伝わってきて、大変うれしい気持ちになるものです。

聴いているということを相手に伝えるための行動も、「聴く」ことの1つだということを忘れないようにしましょう。

社内では、

「新入社員のとき、先輩から『メモを取れ』とよく注意を受けました。『家に帰ってその内容を頭に叩き込み、仕事に生かしていくことが大切だ』と教わったことは、今になって本当にありがたい教えだったなと実感しています。今は自分が新入社員に教える立場ですが、当時の先輩と同じことを伝えるようにしています」

「何度も同じことを聞いてくる人がいました。その人はメモをしっかりと取っているのですが、そのメモは取るだけで、その後活用されたことはないようでした。相手の話をしっかりと聴くことは大事ですが、それ以上に大事なことは、その聴いたことをまずはしっかりと覚え、実践していくことだと思います」

「メモを取ることで、相手の話をより深く理解することができます。論理を整理することで、発言の趣旨やポイントをすっきりとさせることができ、また疑問点や質問事項も浮かび上がって来ると思います。加えて、相手に『聴いている』姿勢もアピールできますので、まさに一石三鳥だと思います」

という意見が出ました。

人の話を聞くことに関して、史上初の将棋7冠王になった羽生善治さんは、このようなことを述べています。

三流は人の話を聞かない。
二流は人の話を聞く。
一流は人の話を聞いて実行する。
超一流は人の話を聞いて工夫する。

人の話を聴くことは大変重要なことですが、それだけでは、まだ足りません。話を聴いて、それを実行し、かつ工夫することが重要です。聴くだけにとどまらず、さらなる一歩を踏み出していきましょう!

今日もみんなで「ついてる! ついてる!」

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毎日の「歯みがき」の習慣が健康な歯につながるように、毎日続ける「朝礼」の積み重ねが従業員の心を成長させ、良い社内風土をつくります。