【基本のビジネスマナー⑥】
オンラインミーティングのマナー

「新しい生活様式」が推奨されるようになり、ネット環境を利用したオンラインミーティングの機会が増えました。

外出の必要がなく、密も避けられる便利な方法ですが、これまでになかった試みに、マナーの面で戸惑いを感じる人もいるかもしれません。新しい取り組みであっても、「相手を思いやる」というマナーの基本は同じです。
時代の変化に合わせて、マナーも変化していきます。新しいビジネスのマナーを確認しましょう。

基本のマナー

オンラインミーティングは、自宅から参加することもあります。その際、髪型や服装をビジネスにふさわしいものに整えましょう。同じく、ビジネスの場に生活感を出さないため、背景には、できるだけ物が映りこまないようにします。事前に片づける、もしくは背景の画像を設定しておきます。
また、顔の表情も気を遣うポイントです。画面を通しての会話は、感情が伝わりにくいものです。明るい表情を心掛け、身振りを大きくしたり、うなずいたりして、言葉以外のコミュニケーションを工夫しましょう。聞こえやすいよう、はっきり、ゆっくりと話すのも大事です。会議中は、よそ見をせず、カメラをしっかり見て話します。

スムーズな進行のために

会議が始まる前にログインし、通信環境を確認しておくことが大事です。また、アジェンダ(会議の議題をまとめたもの)を事前に文書で送っておくとスムーズに進行できます。
複数人が参加するときは、誰が発言したかわかるように、発言の際に自分の名前を言います。発言を促す際も、「○○さんどうですか」など指名して順番に聞き、複数人が同時に発言しないよう工夫します。また、自分が発言する時以外は、雑音が入らないようマイクをミュート(音声を出さない状態)にしておきます。オンラインミーティングでは、歴史が浅いため、細かいマナーが規定されていないこともあります。迷った時は相手が話しやすいか、会議がスムーズに進行できるかという観点で判断することが大切です。