
臨済宗妙心寺派の管長、河野太通さんは、心豊かに生きるためには、
「いらんからあんたにあげる」との精神が必要だといいます。
師匠の山田無文老師は、色紙に「福 わしゃいらん」と書いていたそうです。
「自分はいらないから、その分の福をあなたにあげる」という意味です。
師の言葉を受け、「幸福になろうとするよりも、人を幸福にしよう」と思えば豊かに生きられると河野さんも述べています。
難しいことですが、こちらから「どうぞ」と差し出すことから始めてみましょう。
社内では、
「『いらんからあんたにあげる』というのは、物事への執着を捨て、相手に尽くすことだと解釈しました。難しいことだと思いますが、少しでも近づけるようにしたいです」
「自分がして欲しいことがあれば、相手も同じことを考えていると思うようにしています。相手のことを察して、まずは自分から与えることを心掛けています。相手に求めすぎず、自分から行動するようにします」
「小さなことから始めることが大事だと思い、自分の仕事を後回しにして同僚の仕事を優先するようにしています。相手が喜んでくれると、自分もうれしくなります。小さなことが豊かな人生につながると思います」
という意見が出ました。
人の幸せを願い、行動することで自然と心が満たされてくるものです。与えることは、求めるよりも大きな幸福をもたらしてくれるでしょう。
今日もみんなで「ついてる!ついてる!」😄☀