中国の古典『大学』には、
「心ここにあらざれば、視れども見えず、聴けども聞こえず、
食らえどもその味を知らず」という一節があります。
うわの空の状態では、注意深く視線を注いでいるようでも、何も見えていない、
注意して聴いているようでも理解できていない、
食べても味がわからないという意味です。
たとえば朝礼で誰かのスピーチを聞く場合でも真剣に聞くのと、
終わるのを待つだけでは身に付き方も大きく異なるはずです。
学ぼうという意識が成長につながるのです。
社内では、
「ニュースなどに限らず、街を歩いていてもあらゆることに気を付けることを心掛けています。すると、仕事につながることや何かの役に立つことが出てきたりします。これからも注意して物事を見るようにしていきます」
「これは知的好奇心があるかどうかだと思いました。私は毎朝、新聞の見出しや書籍広告のキャッチコピーなどをメモしています。さまざまなことに注意して生活していると勉強になり、楽しいです」
「通勤電車内で人を観察するのが好きです。お洒落をまねたり、正しい姿勢をまねたり、吸収できることは吸収しています。一方、悪いマナーなどはまねをせず、反面教師としています。これからも人の行動を観察し、良いことを身に付けていきたいと思います」
という意見が出ました。
自分が成長するためのヒントは、いたるところにあります。身の回りの全てから学ぶつもりで、物事を捉えるようにしましょう。そうすれば、気づかないうちに身に付いているはずです。
今日もみんなで「ついてる!ついてる!」😄☀