
文豪、森鴎外は、お手伝いさんがお客さまに向かって
「もう5時でございます」と答えたことを叱ったそうです。
「もう」に含まれる「もうこんな時間なのに」という批判的な響きを
見逃すことができなかったのでしょう。
たった一言でも印象が大きく変わる言葉があります。
自分が思っている以上に、重く受け取られることがあるので、
相手を思いやる言葉を慎重に選びましょう。
社内では、
「何気なく話した言葉に本音が出ることがあります。親しい仲間内ではよいですが、お客さまとの商談などで出た一言が相手の気分を害する場合があります。ちょっとした言葉でも責任を持って発言するようにします」
「お手伝いさんは、早く帰ってほしかったのか、何も考えていなかったか、『もう』という言葉を使ってしまいました。あらためて慎重に言葉を使うべきだと感じました」
「上司や先輩が、目下の者に言う言葉には発言力があるものです。言った側は覚えていなくても、言われた側は覚えていることがあります。よく考えて発言しなければならないと思います」
という意見が出ました。
一度口にした言葉は、元に戻すことができません。一言一言に細心の注意を払い、思いやりを持って話すようにしましょう。
今日もみんなで「ついてる!ついてる!」😄☀