おはようございます。
Kさんは50代になって体調を崩したことをきっかけに、医師から「お酒を控えるように」と言われました。飲みに行くのが大好きだったKさんが「唯一の楽しみがなくなった」と落ち込んでいると、同僚のSさんが行きつけの喫茶店に誘ってくれました。
そこは店主が自分で焙煎した豆を使って、一杯ずつひきたてのコーヒーを入れてくれるお店でした。Sからコーヒーについてのうんちくを教えてもらううちに、コーヒーは、Kさんの新しい楽しみになりました。Kさんは、1つ楽しみを失っても、また新しい楽しみに出会うことができたのです。
社内では、
「Kさんのように、以前はできていたことが、さまざまな理由でできなくなることがあります。そんなとき、どうしても「できないこと」に執着してしまいがちですが、気持ちを切り替えて「できること」に注目し、新たな可能性を切り拓くことが大切だと思いました」
「誰でも年齢を重ねるうちに、生活習慣を変える必要に迫られるものです。私も、昔のように無理ができなくなってきました。それを『もう年だ』と後ろ向きに捉えるのではなく、『新しいことを始めるチャンス』と考え、前向きに生きていきたいです」
「私は定年後に再就職したのですが、そのおかげで新しい人生をスタートすることができました。これからも、自分の先入観や固定概念に縛られず、多くのことにチャレンジしようと思います」
という意見が出ました。
どんなに元気な人であっても、若いころと全く同じように生きていくことはできません。健康状態や環境が変わったりすることで、今までの楽しみをあきらめなければならないこともあるでしょう。しかし、それで人生がつまらなくなるわけではないのです。世の中には、自分の知らない素晴らしいものがまだたくさんあるものです。いくつになっても、好奇心を忘れず、新しい扉を開いていきましょう。
今日もみんなで「ついてる!ついてる!」