おはようございます。
何かあると「会社の規模」を口にする人がいます。
「規模が大きいから意見が通らず、改革ができない」とか、「規模が小さいから大きな事業が実行できない」などです。
しかし、果たして規模が問題なのでしょうか。
会社の規模を言う前に、経営者は社員に経営方針や理念が正しく伝わっているか、また社員は経営者の思いを理解し、仕事をするうえでその理念を具体的に実行しているかを、確認し合う環境が必要です。
社内では、
「会社の大小にかかわらず、リーダーが経営方針を明確に示し、自らが率先して実行している会社の社員は生き生きしていると思います。リーダーの大切な役割の1つは、ビジョンを明確化させて行動で示すことです。そうすれば、社員は与えられたポジションで、会社のために最大限の力を発揮するはずです。私も管理職なので、部下に、明確に部の方向性を示していきたいと思いました」
「リーダーの人柄についていく社員もいれば、考え方や方針についていく社員もいます。しかし、末長く会社が存続し、大きくなっていくことが期待できるのは、リーダーの考え方や方針に賛同した社員が多い会社だと思います。一方通行ではなく、双方が信頼し合える関係を築いていけば、強い組織になるのです」
「友人の勤める会社の経営理念の1つは、『地域社会に貢献する』です。そのため、月に一度、朝礼で、社長が、年間の地域貢献活動目標の確認を実施し、それに対して各部署でどのような取り組みをしたかを発表しているそうです。社長自らがボランティアなどに積極的に参加しているため、社員もどのようなことをすればよいか、わかるといいますし、地域活動に参加する社員が多いと評判です。風通しのよい環境であるこの会社を見習い、朝礼をコミュニケーションの場として、より有効に活用していきたいとあらためて思いました」
という意見が出ました。
会社の規模が大きくても、統制がとれ、全社員に情報が行きわたり、改革できる風土が根付いている会社もあります。一方、規模が小さくても、社長の志や方針が社員に伝わらず、方向性が定まっていない会社もあります。もし、経営者と社員の意志疎通がうまくいっていないと感じているならば、今一度、朝礼や夕礼などを通して、会社と社員の心を一つにする努力をしてみましょう。経営者と社員が、お互いのためにと思い合いながら仕事に取り組めば、きっと信頼関係で結ばれた会社になるはずです。
今日もみんなで「ついてる!ついてる!」