本日の朝礼は「なやめるS子に」です。

2016年1月15日(金)

おはようございます。

S子さんは、働き始めたばかりの職場にうまくなじめず、やる気をなくしかけていました。そんなとき、ふと開いた本のページに、『なやめるS子に』という詩を見つけたのです。

だまされてよくなり 悪くなってしまっては駄目
いじめられてよくなり いじけてしまっては駄目
ふまれておきあがり 倒れてしまっては駄目
いつも心は燃えていよう 消えてしまっては駄目
いつも瞳は澄んでいよう 濁ってしまっては駄目

詩人の坂村真民さんの詩です。

「つらいことがあったからといって、自分自身が悪くなったり、いじけたり、ふさぎ込んでしまっては駄目だ」とS子さんは思いました。

社内では、

「落ち込んだときには、いつも好きな歌を聞いて元気を取り戻すようにしています。音楽が聞けないときには、その歌詞を思い出すだけでも、勇気が湧いてくるのを感じます。どんな言葉が心に響くは、人それぞれ違うでしょう。心が沈んだときのために、元気になれる自分なりの言葉を、日頃から探しておくといいと思いました」

「私は一度落ち込むと、なかなか前向きになるのが難しい性格なので、S子さんと同じように、この詩に励まされました。この詩が教えるように、どんなときも卑屈にならず、前向きでいることが大切だと思います。今後は、つらいときにはこの詩を思い出し、前向きに頑張っていきたいです」

「S子さんが、自分と同じイニシャルが入ったこの詩を見つけたように、人生には『出会うべくして出会う』言葉があるのだと思います。そのような言葉は、気持ちを前向きにしてくれるだけでなく、生き方そのものを示してくれることがあります。私にも運命的な言葉があり、今も座右の銘としています」

という意見が出ました。

人類の長い歴史において、世界中の国の、さまざまな人たちが、たくさんの素晴しい詩や、言葉を残してくれています。それらの言葉は何年経っても色あせず、私たちの心を励まし、慰めてくれます。先人たちの声に耳を傾けることで、私たちは多くのメッセージを受け取ることができます。

人生には、つらいことがつきものです。ときには自信をなくしてしまうこともあるでしょう。うまくいかないことがあったときこそ、優れた詩や言葉に触れてみましょう。きっと、前向きに挑戦する気持ちを取り戻すことができるはずです。

今日もみんなで「ついてる!ついてる!」

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