本日の朝礼は「心を生かす」です。

2014年10月20日(月)

おはようございます。

「忙しい」と「忘れる」は、どちらの字も「心を亡くす」と書きます。では「忙」と「忘」にはどのような違いがあるのでしょうか。

「忙」という字の「りっしんべん」は、「心に何かが寄り添う」ことを表し、「外的な要因で心が動かされる」という意味を持ちます。山のように仕事を振られたときのように、外からの力によって心を亡くしたときに使う漢字です。

「忘」という字の「こころ」は、「心の上に何かを載せる」ことを表し、「自らの意志による心の動き」という意味を持ちます。嫌なことから目を背けたいときのように、自分で自分の心を亡くしたときに使う漢字です。

毎日の仕事に追われていると、外からも内からも心を奪われることが多くなります。心を奪われないように、志を持って仕事に取り組みましょう。

社内では、

「『志』という字にも心があります。『士』という字は、人が歩む姿を表します。自分の思いを実現に向けて行動することが、『志』を持つということです。心を亡くさずに『志』を持って、いい仕事をしましょう」

「『忙』も『忘』も、受け身の姿勢から起こってしまうことです。自らが動き、自分で仕事をつくれば、責任感とともに、やる気やモチベーションが生まれます。そうすれば「忙」も「忘」はなくなります。何事も誰かの指示で動くのではなく、自主的な行動をすることが大切です」

「忙しいときは、現実から逃げ出したくなります。忙しいから忘れる、といったことがないように、忙しいときほど仕事に優先順位をつけて、解決に取り組むように心がけています」

という意見が出ました。

『忙』も『忘』も、自分に負担がかかるだけでなく、周囲の人にも迷惑を掛ける結果を招いてしまいます。周囲にいい影響を与えられるように、『志』を持って業務に励みましょう。

今日もみんなで「ついてる!ついてる!」

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毎日の「歯みがき」の習慣が健康な歯につながるように、毎日続ける「朝礼」の積み重ねが従業員の心を成長させ、良い社内風土をつくります。