本日の朝礼は「大欲は無欲」です。

2014年10月9日(木)

おはようございます。

「高価な腕時計が欲しい」「はやりの服が欲しい」というように、自分の欲を口に出すと、「はしたない」と思われることがあります。しかし、この欲は大切なものです。欲は言い換えれば、行動を起こす目的です。自分の欲しい物を手に入れるために働くことは正しい姿であるはずです。

しかし、自分の欲を人に見せることは、あまりスマートな行為ではありません。「自分のことしか考えていない人」と見えてしまいます。では、人に見せても問題のない欲はあるのでしょうか。

それは社会や他人を思う大きな欲です。「世界を平和にしたい」「家族を幸せにしたい」というような欲であれば、人に見せても問題ありません。逆に欲を見せることで、多くの人が行動を起こすようになれば、それはとても喜ばしいことです。自らの欲を管理し、欲に溺れることなく、目的に向かって行動を起こしていきましょう。

社内では、

「自分の欲を持つことはあたりまえのことです。そのために働くことも立派な行動です。そして愚直に目的に向かった結果、欲を手に入れることができます。しかし、欲を口にしては周りによい印象を与えませんので、自分の欲は心に秘め、一生懸命働いていきます」

「大切なのは、目的に向かう行動を見せることです。行動が伴わないと信用を失ってしまいます。世界を平和にするような大きなことを達成するにも、まずは1人の行動からです。人を思いやる行動で周りを引っ張っていきたいです」

「『社会を思う欲』を達成した対価として、お金が支払われることがあります。それ、社会を思った行動を起こしたことが、評価されたということです。『お金が欲しい欲』の結果として、社会貢献となったわけではありません。私たちも『月刊朝礼』を通して、社会貢献を果たしていきたいと思います」

という意見が出ました。

人や社会を思う欲を持つことは、大変素晴らしいことです。しかし、自分の持つ欲が素晴らしいものであっても、それを人に強制してしまうのは、欲に溺れるということと同じです。まずは自らがその大欲に向かって行動を起こしましょう。

今日もみんなで「ついてる!ついてる!」

月刊朝礼

『月刊朝礼』は、中小企業の「人づくり」を成功させる朝礼専門の冊子です。

1日1話で心の「歯みがき」。毎日の朝礼を社員教育の時間に。

「感謝」「思いやり」「自立」「成長」を主なテーマにした1日1話の記事を、毎月1冊にまとめた朝礼専門の月刊誌です。1年間で12冊365日分を毎月お届けします。やる気を引き出し、成長を促す前向きな記事は、朝礼での活用に最適です。
毎日の「歯みがき」の習慣が健康な歯につながるように、毎日続ける「朝礼」の積み重ねが従業員の心を成長させ、良い社内風土をつくります。