
おはようございます。
昨年の8月に東日本大震災の被災地、岩手県釜石市に東京・渋谷のファッションビル「SHIBUYA109」の期間限定店「SHIBUYA109KAMAISHI」がオープンしました。
きっかけは一昨年の9月に釜石市の女子中学生が、109の運営会社社長に「釜石をファッションで元気にしたい」という趣旨の手紙を書いたことでした。
手紙を書いた女子中学生、その思いを実現した社長。お互いの気持ちがつながり、多くの人たちの協力があって、はじめて実現したプロジェクトでした。この期間限定店は大盛況で、来場者は3日間で延べ8000人にもなったそうです。
社内では、
「生活物資やインフラの支援がまず必要になりますが、その後の支援として、心の支援も大事ということにあらためて気づきました。心の支援のひとつには、笑顔を増やすことがあると思います。笑顔が力を生む、ということを忘れず、会社、個人としても支援をしていきたいと思います」
「109の運営会社社長を動かしたのは、女子中学生の手紙が、心からの思いを綴った手紙だったからではないかと思います。だからこそ、社長も心が動かされたのだと思います。『人の思いに応える』と言うことは簡単なことですが、それを実践するのは大変なことです。私も社長のように、人の思いに応え、実践できる人物になっていきたいと思います」
「記事の中では、女子中学生と社長にスポットがあたっていますが、実際に現場を仕切り、調整を重ね、店をオープンにまで導いた多くの人の努力も大変素晴らしいものです。エピソードにはならないけれども、多くの人の努力があったからこそ、被災地の人たちに笑顔が届けられたのだと思います。」
という意見が出ました。
復興に向けた活動の中で、ファッションよりも優先すべきことはたくさんあるかもしれません。しかし、被災した人たちが心から楽しめるイベントも必要です。笑顔あふれる若者たちの心が、その家族や地域の人たちの笑顔につながり、復興へ進む長い道のりを歩むための、大きな力を生み出すはずです。
今日もみんなで「ついてる! ついてる!」