本日の朝礼は「いい天気」です。

2014年7月15日(火)

おはようございます。

その日の天気と、自分の気分が関連する人は多いようです。青空の下では気持ちも晴れ晴れし、雨が続くと、気分も沈みがちになります。

しかし、雨が悪いことなのかというと、それは少し違います。

たとえば農家の人にとっては、雨は作物を育てる恵みになります。同じ天気でも、立場が違えば、受け止め方も違います。

私たちの人生においても同じです。あなたが「正しい」と考えることも、あなたが「悪い」と考えることも、あなたと違う、誰かの立場で考えれば、それは全く違う姿を見せるかもしれません。
自分のことだけでなく、相手の立場や意見を尊重し、共に成長していくことが大切です。

社内では、

「人間は自分勝手なもので、つい、自分の考えが正しいと思ってしまいがちです。しかし、自分が100パーセント正しいということは、まずあり得ません。見方を変えれば、どれだけ納得できないことであっても、そうする理由があることは理解できるはずです。否定から入るのではなく、まずは受け入れ、建設的に物事を進めていきたいと思います」

「あるゴルフ場のオーナーは、雨のことを『空からお金が降ってくる』と表現しました。雨が降らなければ、広大なゴルフ場の芝生に水を撒かなければいけません。その費用は莫大なものです。物事を柔軟に捉える習慣を身に付け、意見を押し通すのではなく、相手の立場を尊重し、その上でお互いが納得できる視点を探したいと思います」

「デザインの仕事には『違う視点を持つ』ことが基本にあります。自分の好きな色、形、文章でデザインをすると、同じようなものしか作ることはできません。そうならないように、普段からいろいろな作品に触れたり、相手の思いをくみ取ったりして、1つの素材から3つのデザイン案を提案できるようになることが求められていると思います」

という意見が出ました。

人はついつい自分の意見に固執してしまいます。「相手が間違っている」「こちらの正しさをどうしてわからないのか」と思うこともあるのではないでしょうか。しかし、そんなときこそ、見方を変え、どうして相手がそのように考えるのか、自分が相手の立場であればどうするのか、ということを考える必要があります。そうすれば提案の仕方や内容を変えたりする余地が生まれ、より建設的な話し合いができるはずです。それこそが、相手を大事にし、自分も大事にすることにつながるのではないでしょうか。

今日もみんなで「ついてる! ついてる!」

月刊朝礼

『月刊朝礼』は、中小企業の「人づくり」を成功させる朝礼専門の冊子です。

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毎日の「歯みがき」の習慣が健康な歯につながるように、毎日続ける「朝礼」の積み重ねが従業員の心を成長させ、良い社内風土をつくります。