【基本のビジネスマナー③】
自己紹介のマナー

ビジネスで人脈を築くためにも、TPOに合わせた自己紹介が大切です。

4月は、あらゆるシーンで自己紹介をする機会が多いものです。状況に応じたスマートな自己紹介ができるようになりましょう。
入社や異動したときの社内の挨拶や、担当が交代する際のお客さまへの挨拶など、初めて会う人に対しては、第一印象が肝心です。最近では、Zoomなどインターネットを通じての自己紹介もあるでしょう。ビジネスの場ということをわきまえつつ、爽やかに、好感を持たれるような自己紹介ができるようになりたいものです。また、研修などで大勢が集まる場での自己紹介は、人間関係を広げる大きなチャンスになります。社内、社外、または大勢に対してなど、さまざまな場面での自己紹介について考えてみましょう。

自己紹介の基本

どのような状況であっても、基本となるのは、姿勢よく笑顔で、聞き取りやすく話すことです。
まず、「おはようございます。自己紹介させていただきます」と挨拶し、背筋をまっすぐ伸ばし、丁寧にお辞儀します。相手の目を見て笑顔で元気よく話しましょう。名前は必ずフルネームで伝え、難しい漢字を使う場合には、どのような字を書くか補足します。最後は、「よろしくお願いいたします」など、もう一度お辞儀をします。語尾が小さな声にならないよう、気を付けましょう。
社内の人に自己紹介する際は、部署名と名前を伝えます。異動の場合は、「○○から参りました」など元の部署についても説明します。「みなさんのお力になれるよう頑張ります」など仕事への意欲を見せるとなお良いでしょう。

社外での自己紹介

社外では会社名、部署の正式名称を伝えます。「お名刺を交換させていただけますか」など自分から名刺交換をお願いしましょう。担当者交代の場合は安心してもらえるよう、誠実な態度が肝心です。
朝礼やセミナーなど、大勢の前で自己紹介する際も、基本は同じですが、全員に言葉が伝わるよう、いつもよりやや大きな声で元気よく話しましょう。目線は、自分から一番遠くにいる人に合わせます。顔と名前を覚えてもらうためにも、印象に残る一言を付け加えたいものです。時間がもらえる場合には今後の目標や、意気込み、自分の強みや得意なことをアピールするのもいいでしょう。ただし、スピーチは長くとも1~2分程度に収めます。