ある新入社員が先輩に、「自分は他の人と違う存在を目指しています。ただの歯車で終わりたくありません」と訴えました。
すると先輩は、「やる気があるのはいいことだ。でも、組織の歯車はそんな簡単なものじゃないよ。大きな機械を稼働させるには、全ての歯車が精巧でないといけない。それが特別な歯車なんだ。チームの一員として活躍するために、まずは基礎を身に付けなさい」と諭しました。
一人一人の働きは必ず全体に影響します。
社内では、
「会社でも地域活動でも調和が大切だと思います。何かに秀でていても、出過ぎたり鼻にかけたりしていては、組織や活動はうまくいきません。あなたの個性を歯車の中で調和させながら、うまく生かすことが大切です」
「学校の演奏会でも自分だけ自慢げに特別な演奏をすれば、調和は乱れ、結局美しい演奏を見せることはできません。力を発揮する場合も、全体のバランスが重要です」
「会社の中でも、誰かと交換できない特別な歯車になることは重要ですが、その人が抜けて業務が滞ってもいけないため、バックアップも必要だと思います」
という意見が出ました。
組織のなかでは、自分が埋もれてしまうような無力感を覚えることもあるでしょう。しかし、一人一人の働きは、大小の差はあれども全体に影響します。あなたの質が向上すれば、全体の質も上がるのです。
今日もみんなで「ついてる!ついてる!」😄☀