Tさんは、部下に頼んだ仕事が想定したもの違ったり、満足のいく仕上がりでなかったりすると、つい厳しい口調でとがめてしまいます。部下は委縮してしまいます。
ある日、Tさんは上司のS部長に呼び出され、「オフィスに合う時計を検討しているので、この紙に時計の絵を描いてくれないか」と言われました。Tさんが描くと、
「違うなあ。置き時計を描いてほしかったのに、これは壁掛け時計だよ」
指示の出し方が大事であることをTさんは気づいたのでした。
社内では、
「協力会社への発注などは、細かい点まで具体的に伝えなければ、プロデュース能力があるとはいえません。相手が理解できるように、きちんと伝えるように心掛けます」
「相手にわかってもらうように伝えるためには、具体的イメージを持つことが大切です。また聞く方もわからなければ、追求して尋ねる必要があります。相互の歩み寄りが大切だと感じました」
「大まかにしか伝えなければ、伝言ゲームのように、途中で全く違う方向性に向かっていってしまうことがあります。具体的に指示することで信頼関係も深まると思うため、注意していくようにします」
という意見が出ました。
同じ言葉を聞いても人それぞれに解釈は違います。曖昧な表現では正しいイメージは伝わりません。思った通りの結果が欲しいときは、的確な指示を出さなければ伝わらないことを肝に銘じましょう。
今日もみんなで「ついてる!ついてる!」😄☀