
順天堂大学医学部教授の天野篤さんは、天皇陛下の心臓手術を執刀したことでも知られる名医です。
しかし、大学の医学部に入るまでに、3年間浪人した経験があるそうです。
もしストレートで医学部に入学していたら、挫折を知らず、
人の痛みがわからない医師になっていたかもしれないと天野さんは振り返ります。
また、部活や遊びを通して得た経験が、医師の仕事に役立っているとも感じています。
高校時代と浪人時代は「ネジを巻く」のに必要な時間だったというのです。
社内では、
「天野先生は著名な方ですが、そのような高校や浪人時代を過ごされてきたことを知りませんでした。ただ、3浪してもきちんと医者になっているので、ハイレベルな方であるに違いありません。天野先生を見習って、経験を生かす生き方をしたいと思います」
「子どもの教育には大切な考え方だと感じました。子どもの学習や運動などには自由度を与え、回り道をさせたいと考えています」
「仕事で最初にさまざまな苦労をしたことで、現在の自分が形成されていると思います。どのような苦難だとしても、自分を成長させる糧と捉えて努力していきたいです」
という意見が出ました。
人生では回り道が意外なところで役に立つものです。無駄な経験はありません。自分の意識次第で多くを学び、生かすことができるのです。
今日もみんなで「ついてる!ついてる!」