
おはようございます。
Sさんは、最近責任のある仕事を任され、仕事量が急激に増えました。何とか頑張っているものの、不安や疲れは日々積み重なっていきます。そんなある日、友人のNさんに会いました。気を許せる相手を前にして、Sさんは溜め込んだ気持ちを一気に吐き出します。Nさんは「さっきから『どうして誰も協力してくれないんだろう』などと言ってるね。問いを前向きなものに変えたら、別の見方ができるかもしれないよ」とアドバイスしました。
「問いを変えるという視点は今までなかったので、新たな気づきになりました。人は困難に遭遇すると、愚痴や不満を口にしがちですが、前向きな発言がさらに良い答えを導き出すことを学びました」
「これは仕事のプレゼンテーションや取材でも使えることだと思います。相手の深層部分を引き出すには、良い質問が必要だと感じます。通り一遍の質問ではなく、相手にとって答えやすい前向きな質問が良い答えを引き出すことができると思います」
「『どうしてつらい立場に立たされるのだろう』は相手に責任を求めた場合の問いですが、『どうすればより質の高い仕事ができるだろう』は自分に責任を求めた場合の問いになると思いました。いつも自分に責任を求める生き方を心掛けます」
という意見が出ました。
人は、仕事やプライベートでつらいことがたくさん出てきます。行き詰ったときには、答えを探すのではなく、問いを変えてみてはどうでしょうか。たとえば「どうしたら、もっと質の高い仕事ができるだろう」「どうしたらもっと効率よく仕事ができるだろう」などです。問いが前向きになれば、きっと答えも変わってくるはずです。
今日もみんなで「ついてる!ついてる!」