
おはようございます。
次のような心理学の実験があります。あらかじめ何人かの生徒を選び、担当となる教師に「この子たちはテストの結果、素晴らしい才能の持ち主だとわかった」という情報を与えます。実際にはそんなテストは行っておらず、生徒たちに特に変わった点はありませんが、1、2年指導を続けると、その生徒たちは本当に優秀な成績を挙げるようになりました。このように「才能があると信じて接すると、実際に才能がある人に育つ」ことを、ピグマリオン効果といいます。
社内では、
「学生時代、野球をしていました。スランプだったときも監督は『お前ならできる』と信じて使い続けてくれました。その期待に応えるために努力した結果、少しずつスランプから脱することができました。これからも信じてもらえる人間になるよう努力します」
「言葉一つで部下にやる気が起きるかどうか、その可能性を左右することがあるので、上司は責任重大だと思います。部下も信じてもらえているかがわかるため、期待に応えようと努力すると思うので、部下の能力を引き出すためにも部下をもっと信じようと、あらためて思いました」
「相手を信じる前に、相手のことを思い、心を込めて指導することが大切だと思います。そうすると信頼関係が生まれ、互いに信じあえると思います。その関係になると成長は進むと思うので、そのような関係を築いていきたいです」
という意見が出ました。
部下の教育をするうえで大事なことは、「教える相手を信じること」ではないでしょうか。最初に才能があるかどうかではありません。「この人は必ず伸びる」と信じて熱心に接することで、その思いは教えられる側に伝わります。部下の才能を花開かせるために、まずは信じることから始めてみましょう。
今日もみんなで「ついてる!ついてる!」