
おはようございます。
山形県にある加茂水族館は、51種類ものクラゲを展示する水族館として、ギネス記録を持っています。クラゲを主役にした珍しい展示が人気を博し、2014年に新装開店すると、入館者が150万人を超えました。元館長の村上龍男さんは、集客が思うようにいかず、頭を抱えていたとき、飼育員がサンゴの水槽からクラゲの赤ちゃんを発見し、現在の展示スタイルにつなげていったそうです。
社内では、
「苦しい状況のとき、クラゲの赤ちゃんを見てクラゲ専用の水族館にしようという発想に思い至ったのは、日頃からさまざまな企画を必死に考えていたからだと思います。諦めず、努力を続けている人にはチャンスが訪れる好例です。村上さんを見習い、チャンスをつかめるように日々準備しておきます」
「あるテレビ番組で村上元館長の過去のどん底人生を見ました。一時閉館し、給料も出ないにもかかわらず寝ずに魚や動物の世話をしている姿を見て感動しました。もちろん努力はしていると思いますが、生き物の生命を大切にする人だからこそ神様は見捨てなかったと思いたいです」
「村上さんも、クラゲの展示に至るまでに、さまざまな取捨選択をしてきたはずです。その選択の根底にあったのが、生命を大切にする心と諦めない心だったのではないかと思います。困難から逃げず、立ち向かった姿勢から学ぶことは多いです」
という意見が出ました。
村上さんは、「神様がクラゲに変わって現れたように思えました。クラゲに出会って、仕事の楽しさを知りました」と語っています。困難な状況にあるときでも、生き物に無償の世話を施し、諦めずに試行錯誤を続けた努力が水族館を思いがけない成功へと導いたのです。悔いのない人生を送るための教訓といえます。
今日もみんなで「ついてる!ついてる!」