本日の朝礼は「思いやりアプローチ」です。

2017年5月17日(水)

おはようございます。

会社員のTさんは、同僚のNさんの行動にイライラすることが続いていました。

グループで協力して資料をまとめなければならないのに、Nさんの担当する部分だけいつも遅れているのです。上司に相談すると「君の接し方を変えてみてはどうかな。たとえば依頼のメールをするだけじゃなくて、進捗を聞いてみるとか」とアドバイスを受けました。それからTさんは、依頼の仕方を見直しました。すると次の機会にはスムーズに資料が集まったのです。
 
社内では、

「自分の考えを持つことは大切です。しかし、ときに柔軟な対応をすることが、仕事を円滑に進める方法だと思います」

「私も、仕事がうまくいかなかったりするとイライラしてしまうことがあります。仕事が順調にいかないときは、自分に非があることも多いです。誰かを責めるのではなく改善策を考えることが、仕事をしていくなかで必要だと感じました」

「仕事が遅れるということは社会人にはあってはいけないことですが、仕事の遅れているNさんに対して、Tさんが対応を変えることで相手を変えることはすばらしいことだと思います」

という意見が出ました。

人は誰しもが、理念や考え方を持っていて、簡単には変えられるものではありません。

ですが、そればかりにこだわりすぎていると、うまくコミュニケーションをはかることができません。かたくなになって相手にばかり改善を求めるのではなく、自分にも何か変われることはないか考えることが大切です。

今日もみんなで「ついてる!ついてる!」


月刊朝礼

『月刊朝礼』は、中小企業の「人づくり」を成功させる朝礼専門の冊子です。

1日1話で心の「歯みがき」。毎日の朝礼を社員教育の時間に。

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毎日の「歯みがき」の習慣が健康な歯につながるように、毎日続ける「朝礼」の積み重ねが従業員の心を成長させ、良い社内風土をつくります。