
おはようございます。
Tさんの勤める電機メーカーの寮には食堂があります。壁には「食べる前には、いただきます。食べた後には、ごちそうさま。これは人間の基本です」という貼り紙がしてあります。どんなに仕事で遅くなり、疲れていても、食堂に自分一人しかいなくても、寮生は必ず「いただきます」と「ごちそうさま」を言います。
社内では、
「最近、食事の前に『いただきます』を言っていないことに気づきました。料理を作ってくれている妻に感謝して、今日から必ず言おうと改めて思いました」
「『いただきます』は、他者の命をいただき、自分の命をつないでいることに感謝する心を表していると親から教わりました。そして、畜産業や漁業に従事する人々にも感謝しながら、大切に食物を食べなければならないと再確認しました」
「一人暮らしをしていますが、毎回『いただきます』と『ごちそうさま』は言っています。口に出して感謝の意を表すと、料理もおいしく感じられます。これからもこの習慣を続けていきます」
という意見が出ました。
人が生きていくためには、農作物や動物の命をいただかなければなりません。日々、そのあたりまえのことに気づかないまま、生活しています。なぜ自分たちが生きていけるのかを考えれば、食べ物を粗末にできないはずです。そして、食べ終わった後は、形だけでなく感謝の思いを口にすることが重要です。
今日もみんなで「ついてる!ついてる!」