おはようございます。
Lさんは、小学生の息子に、スマホを持たせることをためらっています。判断力が未熟なうちに持つことで、夜遅くまで使って生活習慣が乱れたり、スマホがないと何もできなかったりすることを懸念しています。また「ながら操作」による事故の危険も気掛かりでした。初めからスマホに頼ると、それを超える発想が育たなくなるという考え方もあります。
社内では、
「学生に読書感想文を書くように言うと、すぐにネットを検索することが多いそうです。そのため、ある教授はゼミの授業で、徹底的に考える力をつける学生主体の授業をしています。学生に限らず、大人もすぐにパソコンに頼らず、自ら考える力を養うことが必要です」
「自動化が進み、幼稚園でトイレができない子どもが増えているそうです。便利になると、『なぜそうなっているのか』といった原理がわからなくなりがちですので、まずは根本原理を教え、そのために何をしなければいけないかを考えさせる必要があるのです」
「ノートに鉛筆で漢字を書いて覚えると頭に残りやすいですが、初めから電子辞書などを使って書かずに覚えると、身に付きにくく忘れやすいです。文字だけでなく、基礎をしっかり覚え込むことで、考える力は身に付きます。もう一度、脳を使い、考える力を付けていこうと思います」
という意見が出ました。
アップル社の創業者スティーブ・ジョブズは、自分の子どもにiphoneを持たせなかったといいますし、IT業界の有名ビジネスマンほど同じ傾向があるそうです。その理由の1つが、「便利な道具が子どもの創造性を奪う可能性がある」ためです。多くの発明家は、何もなかった時代から自分で考え、アイデアや商品を発明してきました。すぐに便利な道具を使うのではなく、自ら考える力を養いましょう。
今日もみんなで「ついてる!ついてる!」
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