
おはようございます。
Fさんは、経験と知識に自信があったため、人の話を聞くと「要するに、こういうことだな」と判断することがありました。ある日、お客さまの説明を聞いている途中、いつもの調子で「要するに、こういうことですね」と答えると、お客さまは自分の考えと違っていたため、怒って帰られたのです。
社内では、
「私もせっかちで、友人との会話の途中で『要するに、こうですね』と言ってしまい、『全然わかってくれていない』と落胆させたことがありました。やはり話は最後までしっかりと聞くことが大切と感じました」
「『要するに』という言葉は、お客さまとの商談の際、最後に決定事項を再確認する場合に必要な言葉です。お互いに同意を得られるためです。そのような使い方は、してもよいと思いました」
「私は脈絡なく、だらだらと話してしまうため、家族から『要するに、こういうことだよね』と話をまとめられます。そのため、何事も結論から話し、後からその理由を話すと、相手に理解されやすいと思います。聞くこと同様に、話す場合も相手を思いやる心が大切です」
という意見が出ました。
人の話を聞く場合は、経験則だけで早急に判断するのではなく、謙虚な姿勢で、相手に深く共感したり感情移入したりして、新しい情報や事実を学ぶ気持ちが大切です。そうすれば、深い気づきや今まで見えなかったところが発見できるのではないでしょうか。
今日もみんなで「ついてる!ついてる!」