
おはようございます。
「幸せ病」という造語があります。恵まれた環境のなかで暮らしていても、そのありがたさに気づかず、幸福感を得られない状況をいいます。来日したあるカンボジア人の女性は、日本の子どもたちと一緒に食事をしたとき、「日本人の子どもたちは、欲しいものを好きなだけ食べ、お腹がいっぱいになれば食べ残している。その食べ残しでもいいから、祖国に持ち帰って、飢えに苦しむ子供たちに食べさせたい」と言いました。
社内では、
「子どもが3人いますが、『目の前に出された食べ物は、全て食べなさい』と教えています。同じことを両親から厳しく躾けられてきたため、子どもにもきちんと伝えています」
「人間は、幸せな生活を送っていても、幸せを実感できないぜいたくな生き物です。あたりまえの生活が送れていることに今一度感謝したいです」
「カンボジアの生活と比較することはなかなか難しいので、日々、支えて下さっている身近な人のために感謝して、日々を過ごしていきます」
という意見が出ました。
カンボジア人の女性の話を聞いた女子中学生は、「私たちは、ぜいたくをさせてもらっていても、平気で不平不満を言っています。多くの人に支えられ、生活させてもらってきたのに、自分の要求をかなえてもらうのを、あたりまえのように考え、感謝する心を忘れていました」と言っています。私たちは、多くの人に支えられ、人並みの生活ができていることに感謝する心を、次世代に伝えていく責任があります。
今日もみんなで「ついてる!ついてる!」