本日の朝礼は「宥座の器」です。

2016年10月5日(水)

おはようございます。

宥座の器とは、身近に置いて戒めとする器のことです。「虚なればすなわち傾き、中なればすなわち正しく、満つればすなわち覆る」器です。壷状の器は、空のときは傾き、ほどよく水を入れると正しく水平を保ち、水をいっぱいに入れるとひっくり返ります。

社内では、

「自分の力量を測ることは難しいです。仕事をしていても、まだいけると思うときもあれば、もう駄目だと思うときもあります。日頃の仕事で最善を尽くしながら、自分の力量を見極めていきたいです」

「仕事でも家庭生活でも、ほどほどがよい、ということだと思いました。心の持ち方次第で、功績があっても謙譲の心を持てますし、富を得ても謙遜を忘れない、そんな正しい判断基準を持つことを戒めていると学びました」

「自分で限界を決めると甘くなりがちです。私は限界を決めず、少し上の仕事を目指すようにしています。そうしないと成長しないですし、器も大きくならないからです。そのためにも、自分の力を冷静に把握できることが大切だと思います」

という意見が出ました。

孔子は宥座の器を見て、慢心や無理を戒めています。「知を持つものは愚を自覚し、功績を持つものは謙譲の心を持ち、力を持つものは恐れを忘れず、富があるものは謙遜を忘れず、正しい姿勢を保て。満ちて覆らないものはない」。宥座の器は、無理をすることや満ち足りることを戒め、「中庸の徳」の大切さを教えています。

今日もみんなで「ついてる!ついてる!」

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