おはようございます。
高校生のA子さんは、落ちている鍵に気づいて拾い、落とし主を探しましたが、見つかりませんでした。見ず知らずの誰かが落とし物をしても、自分には関係がないため、たいていの人は無視をして立ち去ることがほとんどです。しかし、A子さんは、落とした人が困っているだろうと思い、急いでいたにもかかわらず、落とし主を探したのです。
社内では、
「落とし物を届けたり、困っている人を助けたりするには勇気が必要です。しかし、困っているのが自分だったら助けてほしいと思うはずです。相手の立場に立って考えれば、勇気も苦にならないと思います」
「以前、時計を落としました。諦め気分で落とし物センターに届け出たところ、数日後に連絡があり、見つかりました。届けてくれた人にはお礼はできませんが、もし落とし物を見つけたときは、必ず届け出ようとそのときに思いました。恩返しのリレーのつもりで続けていきます」
「突然、落し物を見つけても拾って交番に届けるのはなかなか難しいです。日頃から小さなことでも、他人が困っていることがあれば役に立つように実践しておくべきです。そうすれば、自然に体が動くはずです。あらためて日頃からの微善を積んでおくことの大切さを学びました」
という意見が出ました。
A子さんの行動は、落としたのがもし自分だったら、これがなければきっと困るはずと、相手の立場に立って考えることのできる、心ある行動だといえます。他人からどう見られるかは問題ではありません。正しいと信じた行動を実践する勇気が必要です。
今日もみんなで「ついてる!ついてる!」