本日の朝礼は「小さな努力の蓄積」です。

2016年1月29日(金)

おはようございます。

芸人として活躍する又吉直樹さんは、昨年、芥川賞を受賞しました。又吉さんは、難しくて理解できない本に出合ったときは、その本をいったん放置するといいます。

「いったん本を置いてから100冊ぐらい本を読んで、再びその難しかった本を開いたら、文字がすごく大きく見えるんです。これは読める! となるんですよ」

仕事をするうえで、困難な業務にぶつかったときは、一度、その業務を脇へ置いて、関連する情報などを集めてみましょう。小さな努力が、困難な仕事の壁を壊す原動力になります。

社内では、

「初めて取り組む仕事は、資料などを見ても何が書いてあるのか、ほとんどわかりません。しかし、仕事を担当し、一つ一つ調べていくと、初めはわからなかった内容も、最終的には全て理解できていて、仕事も成功しているということがあります。小さな努力が実を結ぶ体験を積み重ねると、自分の成長も実感できます」

「コツコツ努力した者が最後に成功するという話は、昔話や童話などによく出てきます。たとえば『うさぎとかめ』や『アリとキリギリス』などです。大人になってからも類似した話を耳にするのは、小さなことを継続して実践することが難しいからではないでしょうか。困難な仕事に限らず、どのようなことでも、小さな努力を積み重ねていこうと思います」

「毎日、日記をつけています。日々、起こったことを書き留めるだけですが、毎日続けることは大変です。しかし、一年後に読み返すと、その中にはさまざまな情報が残っていて、後に原稿を書いたり、ブログを書いたりするのに役立ちます。一日一日書き続けていくことで、後に何かにつながればと思っています」

という意見が出ました。

仕事をするうえで、どうしたらいいだろう、何から手を付けていいのかわからない、と思うことがあるでしょう。しかし、まずは一呼吸おいて、頭を整理しましょう。その後、どこか一カ所からでいいので着手していきます。それを調べていると、関連する内容にぶつかり、少しずつ仕事の全体像が見えてきます。大きな仕事だと思っても、小さな部分から取り組み、コツコツと続けていれば、必ず何らかの形になってきます。万が一、最終的に成功しなかったとしても、努力の蓄積はあなたを成長させ、別の仕事にきっと生かせるはずです。諦めないで、一歩一歩進みましょう。

今日もみんなで「ついてる!ついてる!」

月刊朝礼

『月刊朝礼』は、中小企業の「人づくり」を成功させる朝礼専門の冊子です。

1日1話で心の「歯みがき」。毎日の朝礼を社員教育の時間に。

「感謝」「思いやり」「自立」「成長」を主なテーマにした1日1話の記事を、毎月1冊にまとめた朝礼専門の月刊誌です。1年間で12冊365日分を毎月お届けします。やる気を引き出し、成長を促す前向きな記事は、朝礼での活用に最適です。
毎日の「歯みがき」の習慣が健康な歯につながるように、毎日続ける「朝礼」の積み重ねが従業員の心を成長させ、良い社内風土をつくります。