
おはようございます。
本日の朝礼は「楽しむふり」です。
営業部に配属されて2年目のAさんは、新しい仕事の要領がつかめず、『この仕事は、自分に向いているのかな』と疑問に思いながら、毎日を過ごしていました。
一方、同じ営業部の同僚である、Bさんの営業成績は、Aさんよりも苦戦していました。しかし、いつも失敗を笑いに変えて、仕事をうまく乗り切っているようでした。そのためか、成績の割には上司の受けもよいのです。
AさんがBさんにモチベーションの上げ方を尋ねると、「落ち込んでいるときは、特に『仕事を楽しむふり』をするようにしているのさ。そうすると、気づかないうちに、仕事が楽しくなっているものだよ」と答えました。
それを聞いて、Aさんは気分が軽くなりました。
社内では、
「笑顔でいると、よいことにつながるとよく言われますが、それと同じ考え方だと思いました。落ち込んでいるより、楽しんでいるふりをしていると、前向きな考え方ができるようになります。そうすると、周囲の人にもよい影響を与えられ、自然とよい仕事ができるのです。感情をコントロールし、嫌だと思うときにこそ、前向きな気持ちを持って仕事の取り組み、うまく乗り切ることが大切です」
「仕事が大変なのはあたりまえです。しかし、そこで嫌だと思って逃げるか、大変だけれど頑張るぞとモチベーションを上げるかで、お客さまや同僚から得られる信頼は変わってきます。私は『するからには楽しく』をモットーに仕事をしていますので、今後もその気持ちを保ちながら努力していきます」
「同僚は、大変な仕事を抱えているときほど、周りの人に元気な声を掛けます。『わざとらしいくらい明るくしていると、周りの人も元気になってくるの』。そう言う同僚を見ていると、確かに元気をもらい、仕事を手伝ってあげようという気持ちになります。私も、自分から明るく振る舞い、元気をおすそ分けできるようになろうとあらためて思いました」
という意見が出ました。
仕事が思うようにいかないとき、冷静に原因を分析することは必要です。しかし、そのことに固執し過ぎて、必要以上にモチベーションが下がってしまうと、お客さまや周囲に悪い影響を与えることがあります。うまくいかないときこそ、あえて仕事を楽しむふりをしてみましょう。そうすると、気づかないうちに、前向きな気持ちになり、仕事が楽しくなっていることがあります。
見せかけの態度や動作でも、やり続けていると、いつの間にか身に付いて本当に楽しくなるものです。楽しむ気持ちを忘れず、これからも仕事に取り組んでいきましょう。
今日もみんなで「ついてる!ついてる!」