本日の朝礼は「こ食」です。

2015年12月14日(月)

おはようございます。

「こ食」とは、若者や子どもに多い、乱れた食生活を表す言葉です。食生活の乱れは、健康だけでなく、心にも悪影響を及ぼすといわれています。食育インストラクター養成講座のテキストでは、6つの「こ食」を紹介しています。

「孤食」は、1人で食事をすること。「個食」は、家族それぞれが自分の好きなものを食べること。「固食」は、決まった好物しか食べないこと。「小食」は、食欲がなく、少量しか食べないこと。「粉食」は、パンやパスタなど、粉を使った主食を好んで食べること。「濃食」は、濃い味付けのものを食べることです。

これらを続けていると、心身の健康に悪い影響を与えます。「こ食」を改善するポイントは、家族間のコミュニケーションです。規則正しい時間に、家族と楽しく食事をすることは、若者や子どもの心身の成長を助けるのです。

社内では、

「私にも子どもがいるので、今日の話はとても興味深いです。食事の時間は、家族の絆を深めるためにとても大事なものだと思います。食事をしながら、その一日に何があったか、今興味があるものは何かなど、子どもの話を聞くようにしています。年末になると帰宅が遅くなることが多いですが、休みの日にはできるだけ一緒に食事を取れるよう努力したいです」

「一人暮らしをしているので、ここで挙げられている『こ食』のほとんどに当てはまる生活をしています。あらためて、自分の食生活を反省しました。このような生活を続けていると、若いうちはよくても、健康に問題が出てくると思います。元気で仕事を続けるためにも、これからは心と体によい食事を心掛けていきたいです」

「自分の家庭を持ってからは、自分で食事を作っています。献立を考えるときなど、子どものころの食卓を思い出しながら参考にすることも多く、あらためて、きちんとした食事を作ってくれた母親に感謝しました。また、ただ食べるだけでなく、心を和ませるような、楽しい雰囲気作りも大事だと気付かされました」

という意見が出ました。

ライフスタイルが多様化した現代では、家族バラバラに食事を取る家庭も少なくないでしょう。塾や習い事に通う子どもも増え、両親も忙しく働いている世の中においては、毎日家族一緒に食卓を囲むのは難しいのかもしれません。しかし、そのような時代だからこそ、家族だんらんの時間を大切にしたいものです。特に子どもや若者にとって、食卓は食事をするだけでなく、だんらんを通じて心を育む場です。健やかな心と体を作るためにも、「こ食」を減らしていく努力をしましょう。

今日もみんなで「ついてる!ついてる!」

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