本日の朝礼は「自分が楽しむ」です。

2015年1月30日(金)

おはようございます。

あるおもちゃメーカーには「社員が楽しまないと、楽しい商品は開発できない」というモットーがあります。そこで社員の意欲と能力を最大限に引き出すために、配属先の決定については100パーセント社員の希望を尊重するそうです。

たとえばデザイン部門でデザイナーとして働いていても、「お客さまと話すのが好きだ」と新たな自分の意欲や能力を発見すれば、営業職に移動することもできるのです。

人の能力を最大限に生かすには、人の意欲、「そこで働きたい」という気持ちを高めることが一番です。このメーカーの方法は一般的ではありませんが、部下や後輩の意欲を引き出す参考にはなるはずです。

社内では、

「楽しい、面白いというプラスの気持ちで働くことができれば、きっといい仕事ができます。たとえば企画を考えるときは、まず自分が楽しい、面白い企画でなければいけません。そして、それをスタッフ、取引先、エンドユーザーの全員に広げていくことが肝心です。それが仕事の本質だと思います」

「配属先については、自分の力では変えることはできませんが、自分の心の持ち方はどの部署であれ、変えることができます。自分が与えられた仕事に一生懸命に取り組み、課題を乗り越えていけば、きっとその仕事は楽しくなります。最初から楽しい仕事ではなく、自らの力で楽しみを見つけていくことが重要です」

「全員の意欲を引き出す環境を整えるのはとても難しいことです。だからこそ、そこに管理職の役割があると思います。会社全体で取り組む課題もありますが、私ができることももちろんあります。明確な目標や指示を出す。部下の話をしっかりと聞く。それで少しでも部下の不安を取り除き、仕事に集中できる心をつくれればと思います」

という意見が出ました。

配属先を変えることは簡単ではありませんが、自分の心の在り方を変えるのは、自分次第でどのようにでもなります。まずは目の前の課題に精いっぱい取り組み、プラスの気持ちを持って仕事に励んでいきましょう。そうすれば、きっと道は拓けるはずです。

今日もみんなで「ついてる!ついてる!」

月刊朝礼

『月刊朝礼』は、中小企業の「人づくり」を成功させる朝礼専門の冊子です。

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「感謝」「思いやり」「自立」「成長」を主なテーマにした1日1話の記事を、毎月1冊にまとめた朝礼専門の月刊誌です。1年間で12冊365日分を毎月お届けします。やる気を引き出し、成長を促す前向きな記事は、朝礼での活用に最適です。
毎日の「歯みがき」の習慣が健康な歯につながるように、毎日続ける「朝礼」の積み重ねが従業員の心を成長させ、良い社内風土をつくります。