おはようございます。
あるおもちゃメーカーには「社員が楽しまないと、楽しい商品は開発できない」というモットーがあります。そこで社員の意欲と能力を最大限に引き出すために、配属先の決定については100パーセント社員の希望を尊重するそうです。
たとえばデザイン部門でデザイナーとして働いていても、「お客さまと話すのが好きだ」と新たな自分の意欲や能力を発見すれば、営業職に移動することもできるのです。
人の能力を最大限に生かすには、人の意欲、「そこで働きたい」という気持ちを高めることが一番です。このメーカーの方法は一般的ではありませんが、部下や後輩の意欲を引き出す参考にはなるはずです。
社内では、
「楽しい、面白いというプラスの気持ちで働くことができれば、きっといい仕事ができます。たとえば企画を考えるときは、まず自分が楽しい、面白い企画でなければいけません。そして、それをスタッフ、取引先、エンドユーザーの全員に広げていくことが肝心です。それが仕事の本質だと思います」
「配属先については、自分の力では変えることはできませんが、自分の心の持ち方はどの部署であれ、変えることができます。自分が与えられた仕事に一生懸命に取り組み、課題を乗り越えていけば、きっとその仕事は楽しくなります。最初から楽しい仕事ではなく、自らの力で楽しみを見つけていくことが重要です」
「全員の意欲を引き出す環境を整えるのはとても難しいことです。だからこそ、そこに管理職の役割があると思います。会社全体で取り組む課題もありますが、私ができることももちろんあります。明確な目標や指示を出す。部下の話をしっかりと聞く。それで少しでも部下の不安を取り除き、仕事に集中できる心をつくれればと思います」
という意見が出ました。
配属先を変えることは簡単ではありませんが、自分の心の在り方を変えるのは、自分次第でどのようにでもなります。まずは目の前の課題に精いっぱい取り組み、プラスの気持ちを持って仕事に励んでいきましょう。そうすれば、きっと道は拓けるはずです。
今日もみんなで「ついてる!ついてる!」