おはようございます。
『[新訳]一日一言 「武士道」を貫いて生きるための366の格言集』の中に、無意識の徳として、このようなことが書かれていました。
「木の陰で休むとき、道を歩むとき、わが家にいるとき、忘れやすいのは、どれだけの人が心を尽くして、われわれのために便利を残してくれたことかということだ。木を植えた人や道をつくってくれた人の名は知らなくても、故人に感謝の心を忘れてはならない」
今、私たちが享受している便利のほとんどは、誰かの手によって生み出されたものです。道路やダムなどのインフラ、車や電車などの移動手段、冷蔵庫やエアコンなどの生活家電もその一つです。このような便利を生み出した人の名前は知らなくても、その働きに対して、感謝する心を忘れないようにしましょう。
社内では、
「最近の便利はスマホだと思います。電話やメールはもちろん、カメラやクラウドとの連携など、仕事にも、プライベートにも使えるさまざまなアプリがあります。今ではこれらがあたりまえになってきましたが、それらを使うときにも感謝の心が大事なんだとあらためて気付かされました」
「インターネットの発達以降、世の中は急激なスピードで便利になりました。それと同時に、さらなるスピードUPと効率化が求められる世の中になったともいえます。だからこそ、効率化できない、またはしてはいけない、人の気持ちが大事になるのだと思います」
「さまざまな便利に囲まれていると、最初は『ありがたく』ても、次第にその気持ちは薄れ、『あたりまえ』になっていると反省しました。この気持ちを忘れず、私自身も、誰かの便利になる仕事をこれからもしていきたいと思います」
といった意見が出ました。
世の中にはさまざまな便利がありますが、私たち自身も日々の仕事を通じて、便利を世の中に送り続けています。それはきっとたくさんの人の役に立っており、またその中の一部は後世に残っていくかもしれません。そのことを忘れず、今日も目の前の仕事に取り組んでいきましょう。
今日もみんなで「ついてる!ついてる!」