おはようございます。
ピアニストの西村由紀江さんは、東日本大震災の被災地に500台のピアノを贈る活動「Smile Piano(スマイル・ピアノ)500」を立ち上げ、現在も積極的に取り組んでいます。
この活動では、新しいピアノを贈るのではなく、全国の家庭にある誰も弾かなくなったピアノを寄付してもらいます。それを調律したあと、希望する被災者のもとに運ぶという支援をしています。
あるときピアノを届けると、子どもが駆け寄って、寄付されたピアノに抱きついてきました。西村さんは、その光景を見て、あらためてピアノへの深い愛情を思い起こしたそうです。あなたにもできる支援はまだまだあります。
社内では、
「このピアノには、ピアノを弾いていた人、それを調律した人、被災地へ届けた人など、たくさんの人の思いがこもっています。どういう支援の形であっても、被災地のことを思う気持ちが、心に響く支援になると思います」
「支援にはさまざまな形があります。大切なのは、被災地を思う気持ちを行動に起こすことです。『いざ』というときに、ためらうことなく支援の第一歩を踏み出せるように、自分にできることは何かを考えておく必要があります」
「使わなくなったとはいえ、高価なピアノを寄付することは簡単ではないと思います。しかし、世の中には思いやりの心を持った多くの人がいることを知り、自分がいかに固執していたかを反省しました。これをきっかけに、モノの見方を変えていきたいと思います」
という意見が出ました。
ピアノがなくても、生活はできます。しかし、ピアノには心を癒やし、活力を与える力があります。衣食住の基本的な支援はもちろん、ピアノを届ける活動のように、心に響く支援を広げ、日本中に希望の輪を広げていきましょう。
今日もみんなで「ついてる! ついてる!」