
おはようございます。
「相手が悪いのだから、こちらから頭を下げる必要はない」と思ったことはありませんか。『人を動かす』の著者、デール・カーネギーはこのように述べています。
「恨みを抱くな。大したことでなければ、堂々と自分のほうから謝ろう。頑固を誇るのは小人(しょうじん)の常である。にっこり握手して自分の過ちを認め、いっさいを水に流して出直そうと申し出てこそ、大人物である」
頭を下げてはいけないときも確かにあります。しかし、争いのほとんどは大したことでないのも事実です。
たとえ自分に非がないと思っていても、客観的に見たとき、相手の立場に立ってみれば非があるかもしれません。大したことでなければ、まずはあなたから頭を下げましょう。そうすれば、相手や周囲の人も、あなたの器の大きさを見直すことになるはずです。
社内では、
「大変反省させられる教えです。自分では正しいと信じて主張していることが、相手を傷つけ、その結果、争いになってしまうことがよくあります。主張の際に、相手はどう感じるかを慮り、まずは傷つけない話し方をし、また傷つけてしまった際は、素直に頭を下げたいと思います」
「人間は感情の動物です。いくら理論的で理性的な意見であったとしても、それが自分の意見を否定するような内容であれば、ついカッとなってしまいます。だからこそ、自分自身も企画やビジネスプラン、アイデアの議論をする際には、相手の感情、名誉心を傷つけないように気をつけなければいけないと思います」
「素直に頭を下げることも大事ですが、ただ頭を下げるだけでは意味はありません。やはり、そこからどうしていくのか、という前向きな意見、建設的な意見こそが重要になると思います。波風を立てず、ただその場だけを穏便にする、ということではなく、未来に向かってプラスの言葉、プラスの頭の下げ方が重要になるのではないでしょうか」
という意見が出ました。
争いになるときは、自分に非がなくても、「伝え方が悪い」「気づかない間に、ぶつかる」「相手の気持ちを考慮していない」ということは必ずあります。頑固を誇るのは小人の常である、ということを意識し、徳の高い立派な人、大人(たいじん)になれるよう、自己を鍛えていきましょう。
今日もみんなで「ついてる! ついてる!」