本日の朝礼は「主張と配慮」です。

2014年8月5日(火)

おはようございます。

会議や打ち合わせなどで議論をするときに、気をつけなければいけないことがあります。それは相手への思いやりを忘れないということです。

議論はより良い選択をするために行うものですが、お互いの主張がぶつかり合い、互いに熱くなってしまうと、ときに相手を傷つける言葉を使ってしまうこともあります。あなた自身はそのような意識がなくても、相手や周囲の人がどう思うのか、ということを考えなければいけません。

議論は大切ですが、自分の意見に固執せず、相手や周りの人を思いやり、話を聴いて受け入れる姿勢を忘れないようにしましょう。

社内では、

「議論をしていると、つい熱くなってしまうタイプです。自分では意識していないのですが、よく厳しい、冷たいと言われることがあります。だからこそ、今日の本文は身に沁みました。『より良い選択をする』という大義名分のもと、相手を傷つけていることを反省しました。言い方に気をつけるだけで、回避できることもありますので、もっと落ち着いて話をするようにします」

「議論において大切なことは、自分の意見をゴリ押しすることではありません。より良い答えを見つけるために、相手を納得させ、または相手の話を受け入れ、その上で互いの妥協点を探すことにあると思います。ゴリ押しで通った意見には人はついていきません。皆の力を最大限に発揮できる答えを見つける議論をしたいと思います」

「主張することも、相手の話を聞くことも、同じくらい大切です。ときには話し合う価値もないような『あり得ない』主張もあります。しかし、そこで『却下』と即断をしてはいけないと思います。どうしてそのような提案をするのか、と相手の話を聞き、その上で駄目な理由を説明することが大切ではないでしょうか。そうでなければ、相手は今後何も言わなくなるのではないかと思います」

という意見が出ました。

仕事でもプライベートでも、常に自分の意見を持つことは大切です。結果的に他人の意見と同じだとしても、自分の中から生まれてきた意見には価値があります。あなたの意見に価値があるように、また他人の意見にも価値があります。熱くなることもありますが、そんなときこそ、思いやりをしっかり持って相手に向きあうようにしましょう。

今日もみんなで「ついてる! ついてる!」

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