おはようございます。
あなたは上司にどんなことを相談していますか。ある会社のM部長は「『そんなことまで』と思うくらいのことまで、遠慮なく話してください」というのが口癖だそうです。最初は建設的な意見から、単なる愚痴までさまざまな声が部長のところへ集まったそうです。しかし、しばらくすると部下たちは「忙しいM部長の時間を奪うのは申し訳ない。もっとよく考えてから話をするようにしよう」という気持ちを、自然と持つようになったそうです。M部長の「何でも聞きます」という姿勢は変わっていませんが、それが部下たちを自発的に育てることにつながりました。何でも上司に相談する前に、まずは自分の頭で考えることが大切です。
社内では、
「学生時代も、社会人になってからも、何でも相談できる先輩が身近にいます。仕事やプライベートの悩みにもアドバイスをいただき、本当にありがたく思っています。相談をするときは、『相手の人生経験や知識をお借りする』ということを常に意識し、『□□をどうすればいいか』ではなく、『□□の状況ではあるが、自分はこう解決したい』ということを伝えるようにしています。私も年齢を重ねてきましたので、先輩たちへの恩返しとして、今後は後輩たちに私の経験を伝えていきたいと思います」
「どのような問題であれ、まずは自分で考えて仮説を立てることが大切です。そして仮説のメリットとデメリットを明確にし、自分であればどうするか、ということまで決めて、上司に相談するのが良いと思います。仕事もプライベートも、明確な仮説や作戦を立て、行き当たりばったりではなく、計画的に進めるのが重要です」
「M部長は部下の話を聞くことで、現在の問題点を把握していたのではないかと思います。仕事の進行や個人の状況、どんなことにストレスを抱えているのか、という問題をキャッチし、管理職として、その問題解決を進めた結果、部下が自発的に育ったのではないでしょうか。私自身も、管理職になったときは、そのような育成法を取りたいと思います」
という意見が出ました。
誰かに問題を相談するときは、まず「自分はどうしたいのか」ということを考えることが大切です。「どうすればいいですか」ではなく、「こうしたいのですが、どうでしょうか」と聞くと、より具体的なアドバイスをもらえるでしょう。まずは自分の頭で考えることを忘れてはいけません。
今日もみんなで「ついてる! ついてる!