本日の朝礼は「可能性を広げる」です。

2014年4月15日(火)

おはようございます。

マニュアルやルールを守って、堅実に仕事をすることは大切です。しかし、それだけでは自分の可能性を広げることはできません。また「融通が利かない」と評価されることもあるでしょう。
ジャズにはアドリブというものがあります。それは、一定のコード進行やテーマに基づき、即興的に演奏を行うことを意味します。
基本を大切にし、もう一手間を加え、独自の要素をプラスすることで、あなたの仕事の幅はもっと広がります。

社内では、

「アドリブは、日本でいえば『型破り』のことです。『型破り』は基本の型を完璧に理解、実践し、その上であえて型とは違うことをすることを指します。もし基本の型を理解していなかったり、実践できなかったりすれば、それは型破りではなく、『型なし』と言われます。何事であれ、応用を行うには基礎が必要です。まずは基礎を完璧に理解し、実践できるようになることが大切です」

「誰であっても、最低限の仕事ができるように、マニュアルやルールは存在します。いわば、それらは最低限の基礎でもあります。だからこそ、そこに個人の独自性、たとえば誠実な対応や笑顔、ユーモアある会話、感謝の心、デザイン性などを加えることが大切です。一人一人がプラスワンの仕事をすることで、会社全体のプラスワン、独自性になっていくと思います」

「アドリブは勝手なことを行うのではありません。あくまでも一定のルールやテーマに基づき、その上で付け加える一手間です。たとえば、お客さまからの要望を無視して素晴らしいものをつくるのはアドリブではありません。それは仕事でもなく、ただの自分勝手な作業です。お客さまの要望に誠実に対応し、その上にもうワンアピールを加えることこそがアドリブです。自分の可能性を広げることは大事ですが、まずは自分が基礎をできているかどうかを自覚しなければいけません」

という意見が出ました。

歌舞伎役者の中村勘九郎さんはこのように述べています。

型をしっかり覚えた後に、型破りになれる。

どんなことであっても、基本的なこと、いわゆる型が大切です。それを知らずして、新しいことはできません。まずは基本に忠実になり、その上で独自性を出せるようになっていきましょう。

今日もみんなで「ついてる! ついてる!」

月刊朝礼

『月刊朝礼』は、中小企業の「人づくり」を成功させる朝礼専門の冊子です。

1日1話で心の「歯みがき」。毎日の朝礼を社員教育の時間に。

「感謝」「思いやり」「自立」「成長」を主なテーマにした1日1話の記事を、毎月1冊にまとめた朝礼専門の月刊誌です。1年間で12冊365日分を毎月お届けします。やる気を引き出し、成長を促す前向きな記事は、朝礼での活用に最適です。
毎日の「歯みがき」の習慣が健康な歯につながるように、毎日続ける「朝礼」の積み重ねが従業員の心を成長させ、良い社内風土をつくります。