本日の朝礼は「人に歴史あり」です。

2013年12月4日(水)

おはようございます。

おとぎ話や偉人伝だけでなく、誰にでも、その人自身の歴史があります。「あのころは……」と誰かが話を始めたときに、あなたはどうしていますか? 話をしっかり聞いて、自分の糧にしていますか? それとも、「また始まったよ」と聞き流してはいませんか? 人の歴史に学ぶことは無数にあるはずです。

社内では、

「多くの会社の重役の人たちに、取材をさせていただく機会があります。見た目は普通のおじさん、おじいさんですが、お話を伺うと『人に歴史あり』ということをあらためて実感します。たくさんの苦労や失敗、それを乗り切るための方法や、それから得た信念、考えなど、生きるための教えを知ることができます。人の話は『聞く』のではなく、身を入れて『聴く』ようにしたいと思います」

「年を重ねると、同じことを何度も話す人がいます。私も若いころは『もういいよ』と思っていましたが、自分が年を重ねるにつれて、同じ話には『本質』が隠されているのだ、ということに気づきました。もっと若いころに気づけば、という思いもありますが、今からでも遅くないと言い聞かせ、たくさんの歴史を学びたいと思います」

「人生は一度しかなく、私はこの人生を歩むしかありません。しかし、人の話を聞くことで、もう一つの人生を疑似体験することができます。海外で暮らす、裕福な生活をする、戦争に行く、貧乏で苦しむ、大きな罪を犯す、殺されそうになる。これらのことは私自身では経験をしていませんが、人から話を聞くことで危機や失敗に対する知識、情報を学ぶことができます。それらを生かして、自分の可能性を伸ばし、日々を過ごしていきたいと思います」

という意見が出ました。

歴史は経験の積み重ねです。成功も失敗も、喜びも悲しみも、あなたが悩んでいる、またはこれから悩むことについて、ほとんどのことを先人は経験しています。人の歴史を聞くことで、気づくこと、知ることはたくさんあります。今日から人の歴史を積極的に「聴」いてみてはいかがですか?

今日もみんなで「ついてる! ついてる!」

月刊朝礼

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