【連載紹介】少しずつ教養を身に付けたい人必見の「社会人のための なぜ?トレーニング」

2023年06月30日

コラム

目指すのは、物事にとらわれない柔軟さを身に付けた「リベラルアーチスト」!

「教養を身に付けたいけれど、何から始めればいいかわからない」「毎日忙しくて勉強する時間がない」そんなあなたにお勧めなのが……

『月刊朝礼』で連載中の「社会人のための なぜ?トレーニング」です!

子どものときは「なぜ?」を連発していたのに、大人になると疑問を探求する機会が少なくなってしまうもの。探求は、人が成長するために何より大切なこと。この連載は、社会人の成長に必要な「なぜ?」の心を育てます。
執筆してくださるのは、元ベネッセで活躍し、「こどもちゃれんじ」の初代編集長として「しまじろう」の生みの親ともいわれる教育者の水野次郎先生。先生にかかれば、難解に思えるテーマも楽しく興味深く読めちゃいます。

2023年度の連載テーマは「リベラルアーツ」。昨今、大学教育では多く取り入れられています。リベラルアーツとは、精神を自由にするという技のこと。つまり考えるための教養を身に付けることを指します。難しいイメージのあるリベラルアーツを、わかりやすく興味深く追っていきます。

7月号のテーマは、「探究活動」はリベラルアーチストへの道?

現代の高校の学校現場で行われている「探究学習」についての説明と、どのような研究がされているかの実例が紹介されています。自然・人文・社会科学のあらゆる分野を対象に、書籍やインターネットを駆使して調査研究を進めます。自ら考え、探求する学習はまさにリベラルアーツであり、これからの時代に必要なもの。

その探求の成果は、大人顔負けのものも多く、すごいな!高校生。と感心します。

7月号の連載を読んだ読者からの感想をご紹介します!

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うちの長男は高校2年生で、テスト前なのでどんな勉強しているのかと部屋をのぞきましたら、パソコンで何かを検索して、お題のあった事柄について自分なりに調べて考えをまとめないといけないという、提出物をやっていました。

私の時代には、このような学習方法は大学からだったかと思いましたので、商業高校ならではかと思っていましたが、高校生全体がそういう学習方法に代わってきたということかと知りました。

だからなのかはわかりませんが、高校のスポーツの世界も探求による練習が多くなってきたように思います。

自分たちで課題を見つけ、ネットやユーチューブで調べたり仲間たちで話し合ったりしてその改善方法や、練習内容を決めたりするようになっています。

またそこから生まれた練習内容はユニークで、楽しく、そしてプロのトレーナーも舌を巻くものもあるとかで、トレーナーさんも逆に勉強になるとおっしゃっているぐらいでした。

私たちの時代では、すべて監督やコーチが決めた指導と練習内容に従い、理不尽であろうが納得できていなかろうが盲目的にやり抜くのが主流でしたので、この変化には驚きでしたし、推進されていた方の努力は並大抵ではなかったのではと思います。

勉学もスポーツも、少しでも自分の力を高めたいという思いは同じです。

そのために最も必要な力が探求力なのかもしれないと思います。

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この記事の著者

梶谷 友美

『月刊朝礼』編集長

画立案、原稿作成、取材、写真撮影、デザイン、校正・校閲……。プロの技術と知識で本づくりのお手伝いいたします。イメージを形にするのが編集者の仕事です。著者が納得するまでサポートいたしますので、何でもお気軽にご相談ください。