【後輩の生活態度や仕事の進め方に問題がある】社内の悩みを解決する朝礼

2023年03月24日

コラム

今日のお悩み

Q 「後輩の生活態度や仕事の進め方に問題があると感じています。改善してもらおうとアドバイスしても、聞く耳を持ってもらえません。良かれと思って言っているのに……。どうすれば、真剣に受け止めてもらえるでしょうか?」

A わかります。昨今、部下や後輩にアドバイスを与えるのは神経を使いますね。立場上、もちろん強制はできないし、ハラスメントと取られるかもしれないし……。第一、アドバイス自体を聞き入れてくれないことも多いものです。

そんなときに便利なのが、書籍の利用です。直接言われたときは素直に受けれないことでも、「この本に書いてあるから」「著名人がこう言っているから」と言われると、「そうなのかな」と納得することがあります。

アドバイスするほうとしては複雑な心境ですが、メディアや第三者からの指摘は、新鮮に感じると同時に、冷静に聞けるものなのかもしれません。そういった心理を利用することも社員教育には大切です。

解決のため、↓↓↓の朝礼記事も参考にしてみてください。

外の世界

立教大学教授の中原淳さんは、自身が指導するゼミの学生が、「外の世界のさまざまな人々」に出会う機会を、できるだけつくるようにしているそうです。
学生たちは、大学教員が言うことよりも、「外の世界」の人に指摘された言葉のほうが心に刺さるようだ、と中原さんは語ります。
たとえば、企業で働く人に学生が話を聴きにいくと、皆一様に、次のようなことを言うそうです。
「自分が研究のテーマを理解していないことに、初めて気が付きました。本を読むのは大切なことなんですね」
それは、中原さんがすでに何度も指摘していることでした。それにもかかわらず、学生は「初めて気が付いた」と感じるのです。
外の世界からの刺激は、それくらい新鮮な驚きや発見があるということでしょう。また、狭い世界にこもっていると、その大切さに気が付かないことも多いのかもしれません。
新たな気づきを得るために、時には外の世界に出て、いろいろな人の話を聴きましょう。

今日の言葉:外の世界に触れましょう

(2019年11月7日)

この記事の著者

梶谷 友美

『月刊朝礼』編集長

画立案、原稿作成、取材、写真撮影、デザイン、校正・校閲……。プロの技術と知識で本づくりのお手伝いいたします。イメージを形にするのが編集者の仕事です。著者が納得するまでサポートいたしますので、何でもお気軽にご相談ください。