S君の会社では、週に1度、全社員で近隣を清掃しています。最初は、なぜこんなことをするのかと不満に思っていましたが、あるとき近所の人から「いつもありがとうございます」とお礼を言われてから、真面目に取り組むようになりました。
感謝されたことがうれしかったと同時に、ダラダラと作業していた自分が恥ずかしくなったのです。
1年がたち、率先して清掃をするようになった今は、後輩たちのなかにかつての自分のような姿を見つけます。
先輩に話すと、「それが、やらされている人と、自分から取り組む人との違いだよ」と答えてくれました。
S君は後輩にお手本を示そうと、自ら積極的に頑張っています。
社内では、
「言葉よりも、行動で示すほうが説得力があります。私も行動で周囲にやる気を示したいと思いました」
「自主性が大事とはよくいわれますが、S君は自分自身で気づいて、行動を変えました。私も、自分から気づき成長できるようになりたいです」
「仲間のなかに、自主性のある人がいて、その人を見てどう思うかも大切だと思いました。何も思わないか、『自分もやろう』と思うかで成長の度合いが大きく違うと思います」
という意見が出ました。
「自分からやる人」か「やらされている」人かは、表情や動き方を見ればすぐにわかります。一生懸命な人の姿は、見ているだけで気持ちよく、周囲もやる気にしてくれます。どうせやるのであれば、自分のためにも周囲のためにも全力で取り組みましょう。
今日もみんなで「ついてる!ついてる!」😄☀