
イエローハット創業者の鍵山秀三郎さんは、
著書において「リーダーを選ぶ際の基準は、利交ではなく素交を重んじるべき」と述べています。
利交は、権力や金銭といった利益を目的として交際すること、
一方の素交は、損得勘定抜きの誠実な付き合いのことをいいます。
思想家の安岡正篤が提唱しました。
利交によってできた人脈は、一見華やかに見えても、長くは続きません。
心と心を通わせる素交の付き合いは、互いを思いやり、助け合う関係を長く築けるでしょう。
社内では、
「人生を振り返ると、長く付き合っている人は、損得勘定のない人間同士の付き合いをしている人です。素交が大事だとあらためて感じました」
「リーダーとして部下を育てるうえでは、損得勘定の付き合いはしていません。相手が成長してくれることを願い、最善を尽くしています。これは上司から引き継いできた教えです」
「利交の付き合いは表面的な場合が多いと感じました。仕事を離れても付き合えるのは素交の付き合いだと思います。これからも素交を増やしていきたいと思います」
という意見が出ました。
鍵山さんは「素交を重んじる人は、誰に対しても思いやりのある公平なリーダーとなり、そのような人は、自分が去った後でも部下がいい仕事を行える環境をつくっていく」と締めくくっています。リーダーは多くの人と信頼関係を築ける存在を目指したいものです。
今日もみんなで「ついてる!ついてる!」