
著名なピアニストが地方の有名なレストランを訪れました。
大ファンのオーナーが「一曲だけ」という約束で、演奏を依頼します。
5分の演奏後、お礼をと申し出ると、ピアニストはかたくなに断ります。
受け取らない前提で金額を伝えると、オーナーが「5分なのに」とその金額に驚きました。
すると、ピアニストは「50年と5分です」と答えたのです。
社内では、
「伝統芸能やその道のプロの人に、お願いをすることはあまりありませんが、同じ苦労をしていない人間が安易に頼むものではないとつくづく感じました。その域に達するまでの努力を想像して敬意を払いたいと思います」
「仕事を依頼される場合でも、技術やセンスなどに対して尊敬の念を持ってお願いされると、頑張ろうと思えます。積み重ねてきたものへの敬意を忘れないでいたいです」
「芸術などはその価値を見極めにくいため、『5分なのに』と言ってしまったりするのです。修業期間の短い人と比較しにくいため、そのようなことが起こりえますが、実力を判断できる見識を持つように心掛けます」
という意見が出ました。
完璧な演奏が完成するまでは、それだけの歳月が費やされていたということです。素晴らしい技術の背景には、長い苦労と鍛錬の時間があることに気づかされる話です。
今日もみんなで「ついてる!ついてる!」😄☀