
おはようございます。
全国で幼児教育事業を展開しているポピンズでは、「子どもが成長するためには、どのような経験が必要か」という視点を大切にしています。保育園の環境づくりもその一つです。0歳児から3歳児までが過ごすスペースは、段差のないバリアフリーであるのに対し、4歳児以降のスペースには、あえて段差を設けています。理由は「危険を回避する力」育てるためだといいます。いざというとき、自分の身を守るためにも必要な教育なのです。
「高齢者施設では、少し元気な高齢者にとってはバリアフリーが衰えにつながることから、少し段差を設けているところもあるそうです。何事も安全すぎると、いざというときに大きな事故に遭う場合があるので、安全を考慮した小さな段差から実践すべきだと感じました」
「段差のある環境では『先を見て注意する力』や『社会のルール』、『創意工夫』などが学べます。それらは社会生活や仕事でも生かせますので、生活の中に段差を取り入れて、気を付けていくよう心掛けます」
「私の子どものころは、何事も身をもって体験することで、良いことも悪いことも学びました。そして自然に危険を回避する力が身に付きました。今の子どもたちは、この保育園のような環境を作ってもらうことで危険察知の体験ができることはよいと思います」
という意見が出ました。
危険を回避する力を学ぶことは、子どもだけに必要な話ではありません。守られた世界しか知らない人は、危険を察知できず、事故やトラブルに巻き込まれてしまう可能性があります。ある程度自立した後は、適度な段差を経験することも、人間の成長には大切なことなのです。
今日もみんなで「ついてる!ついてる!」