
おはようございます。
Uさんは、人に相談するのが苦手で、一人で抱え込んでしまう性格です。あるときT部長から、「何か困ったことがあるのか」と声を掛けられました。Uさんは、それをきっかけに抱えていた悩みをすんなり話すことができました。T部長は、いつも部下がどんな気持ちでいるのかを考えているから、察することができるといいます。「察する」には、「思いやる、相手の立場で考える」という意味があります。
社内では、
「忙しかったり、仕事に没頭したりしていると、自分のことしか見えなくなり、周囲への配慮がおろそかなってしまいがちです。そのことに気づき、反省することが多々あるので、日頃から相手を思いやる気持ちを持って接するよう心掛けます」
「仕事がうまくいかず、悩んでいると、先輩が缶コーヒーを買ってきて、さりげなく机に置いてくれました。察してくれた心遣いがうれしかったので、お礼を言うと、先輩は『上司から、後輩の行動をよく見ておくように教えられているんだよ』と言われたのです。気遣う心を持って後輩を指導していきたいと思います」
「察する力は、先読みする力だと思います。部下がどうしてほしいかを理解して、対応すると仕事は円滑に回っていきます。感度が鈍いとトラブルや事故を招くため、今まで以上に、部下の気持ちや考えをわかろうとする努力をしていきます」
という意見が出ました。
忙しいときには余裕がなくなり、つい自分のことばかりに気を取られてしまいがちです。しかし、どんなときも相手の気持ちを思いやる努力を忘れてはいけません。普段から、小さな優しさを積み重ねることで、察する力が生まれるのです。察する気持ちを大切にしていきましょう。
今日もみんなで「ついてる!ついてる!」