
おはようございます。
Bさんは、呉服を専門に扱う店で働いています。接客で心掛けているのは「お客さまがいつもと違う自分の美しさを発見すること」のお手伝いだそうです。お客さまに似合うコーディネートができるよう、着物の染めや織り、色合わせなどについて、普段から勉強しています。そのうえで、着物と帯、帯締め、帯留めなどの組み合わせを提案し試着をお勧めします。「何より、お客さまが楽しく着物選びができることが大切だ」とBさんは言います。
社内では、
「仕事をするうえで大切なのは、お客さまが言葉で発していることだけでなく、心のなかで希望していることを読み取り、企画や提案に反映することです。お客さまの話を傾聴し、要望をくみ取るセンスを磨きましょう」
「先日サイズ違いの服を購入してしまい、似合うだろうと思った同僚に譲ったところ、『自分ではこんなデザインの服は買ったことがないけれど、着てみるといいものだね』と言われて驚きました。新しいセンスに出会って喜ぶ同僚を見て、仕事でもいつもと少し違った提案をしてみようと思いました」
「お客さまがまだ気づいていない魅力を引き出して見せることは大切です。しかし、似合うけれども嫌いというものを押しつけてはいけません。心からお客さまが喜んでくださることを提供できてこそプロです。そのことに留意しながら、いつもと違う魅力を引き出せる努力を続けます」
という意見が出ました。
どのような仕事でも、お客さまが求めているものを見極め、提案できる能力が必要です。そのためには、お客さまにしっかりと寄り添い、よく観察して、言葉にしていない思いまでくみ取るセンスが必要です。今まで以上にそのセンスを磨く努力を心掛けましょう。
今日もみんなで「ついてる!ついてる!」